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(ショックアブソーバーについて)
知っておきたい
ショック アブソーバーの知識
ショック アブソーバーの役割
路面の段差を越えたり、うねった路面でも快適に走行出来るのは、サスペンションがスムーズに動き衝撃を吸収しているからです。
スプリングだけでは揺れが収まらず走行安定性も乗り心地も極めて悪くなります。この揺れを抑える働きを持たせた部品がショックアブソーバーです。
ショック アブソーバー&スプリングのマッチング
ショックアブソーバーの減衰力とスプリング力との間柄は大変微妙な関係(マッチング)が必要です。
ショック
アブソーバー
スプリング
フィーリング
事  例
競技仕様の商品多く見られます。
ショックアブソーバーとスプリングが硬いと、ゴツゴツとした感じでクルマ全体が跳ねてタイヤが路面を安定してグリップ出来なくなります。一般道では安全な車とは言えません。
ショックアブソーバーが硬くスプリングが柔ら かいと路面からの突き上げを強く感じたり車高 変化が発生してもなかなか戻らない車となります。 一般道でも乗りづらい事になります。
ノーマルスプリング車にショックアブソーバーのみを硬いものに変えた車に多く見られます。
ショックアブソーバーが柔らかくスプリングが硬いと車体が揺れだしたら止まりづらく、走行安定性の悪いクルマになります。
社外サッスペンションキット等の取り付け車で、ショックアブソーバーが劣化している車に多く見られる。
ショックアブソーバーとスプリングが柔らかいと、 車の動きが多くなりふわふわして車酔いしたり、ハンドルを切った時の車の傾きが大きくなり、落ち着きの無い車になります。
ノーマル車で走行距離が伸びた車やショック アブソーバーが劣化した車に多く見られます。
※(部分的に強調したイメージです。)
ショック アブソーバーの種類 −シングルチューブ−
ピストン
ダンパーオイル
プリーピストン
ガス室
高圧ガス封入式シングルチューブ・ショック アブソーバー

1.

2.

3.

アブソーバー内のピストン径を大きくすることができるのでピストンの動きをスムーズにできます。
フリーピストンでオイル室とガス室を完全に分離することができるのでキャビテーションが起こりにくい。
高圧ガスが入っているのでキャビテーションの発生をより抑えることができる。

1.
2.

3.

内部構成部品の精密度は高いものが要求されますのでコストが高くなります。
飛び石などの衝撃に弱くチューブが変形するとショックアソーバーとしての機能を失ってしまいます。
ガスなしタイプ、低圧ガスタイプに比べ多少ゴツゴツ感が出ます。
低圧ガス封入式シングルチューブ・ショック アブソーバー

1.

2.

3.

アブソーバー内のピストン径を大きくすることができるのでピストンの動きをスムーズにできます。
フリーピストンでオイル室とガス室を完全に分離することができるのでキャビテーションが起こりにくい。
ガス圧力を低圧にすることにより適度にキャビテーションを抑えゴツゴツ感を和らげます。

1.
2.

3.
内部構成部品の精密度は高いものが要求されますのでコストが高くなります。
飛び石などの衝撃に弱くチューブが変形するとショックアソーバーとしての機能を失ってしまいます。
ガスなしタイプに比べゴツゴツ感が出ます。
ショック アブソーバーの種類 −ツインチューブ−
ガス室
ピストン
ダンパーオイル
ボトムバルブ
ツインチューブ・ショック アブソーバー
1.
2.
コストが安い
ゴツゴツ感が少なく、乗り心地がソフトになります。
1.


2.
作動速度が速かったり連続して作動させた時、チューブ(筒)が2重になっている為、アブソーバー内のオイル温度が上昇しアブソーバー内でキャビテーションが起こりやすい。(アブソーバーの性能が少し悪くなる)
キャビテーションが起きると本来の性能が発揮できないのとアブソーバー内部から音が出たりします。
ガス封入式ツインチューブ・ショック アブソーバー
1.

2.
3.
ガス圧力を低圧にすることにより適度にキャビテーションを抑えゴツゴツ感が和らぎます。
シングルチューブショックアブソーバーに比べてコストは安くなります。
飛び石などによりチューブが多少変形しても著しく性能を損なうことはありません。

1.

2.
ピストン径が小さくなるのでピストンの動きはシングルチューブ式より劣ります。
ガスなしタイプに比べ多少ゴツゴツ感が出ます。
※ キャビテーションとは、液体内に気泡が発生する事。
  (機構本来の性能を劣化させる)
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